【電気工事士1種】機能付スイッチ(熱線式自動、遅延、タイム)の機能と用途

電気機器を入/切するのに必要なスイッチ。

電動機の制御でトレーニングした押ボタンスイッチの他に、人を感知してON/OFFする熱線式自動スイッチのような機能付きスイッチというものがある。

出題数は関連問題を含めて11年間で 6問なので、基本をマスター後にトレーニングして欲しい。

ポイントは

  • 熱線式自動スイッチ
  • 遅延スイッチ
  • タイムスイッチ
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機能付きスイッチの試験対策

  • 熱線式自動スイッチ
  • 遅延スイッチ
  • タイムスイッチ

熱線式自動スイッチ

夜、道を歩いていたり、玄関の前を通過したりすると、照明が点灯した、という経験はないだろうか?

あれは、人から発せられる赤外線を感知して入り切りする熱線式自動スイッチの仕業。

外観はこんな感じ(画像はPanasonic HPより借用)。

スイッチの部分に注目してもらうと、「切/自動/連続入」となっているのが分かるだろう。スイッチ動作を自動モードと連続入りモードで選べるようになっている。

なお、電気工事士の試験問題では「熱線式自動スイッチ」であるが、このスイッチを製造・販売している PanasonicのHPでは「熱線センサ付自動スイッチ」となっている。

→ 過去問
2019年問24(熱線式自動スイッチ)
H26年問24(熱線式自動スイッチ)
H24年問26(スイッチ・コンセント複合)

遅延スイッチ

スイッチを操作してから少し遅れて接点が動作するスイッチ。トイレの換気扇など、スイッチを切った後もしばらく動いてもらいたい場合に用いられる。

外観はこんな感じ(遅れ消灯スイッチ(Panasonic製)。画像はモノタロウHPより借用)。

→ 過去問
H24年問26(スイッチ・コンセント複合)
・H21年度問25(遅延スイッチの機能と名称)

タイムスイッチ

設定した時間後に電気機器・装置を動作させるためのスイッチ。時間を設定するため、時計のような円形状の部品が特徴(画像はモノタロウHPより借用)。

過去問では、タイムスイッチと形状のよく似た限時リレー(TLR)の引掛けとして出題されたことがある(H28年問44)。

上面に時間設定用の円形状部品しかないシンプルなものがTLR、他にもゴテゴテあるのがタイムスイッチ(と認識すれば、電工1試験は問題なし)。

→ 過去問
H28年問15(熱動継電器; タイムスイッチが引掛け)
H28年問44(TLR; タイムスイッチが引掛け)

自動点滅器(技能試験用)

筆記試験には「自動点滅器」という言葉は出てこないが、技能試験ではときどき出てくるので、ここで説明を。

自動点滅器とは、人が操作しなくても、なんらかの条件が満たされれば照明が入/切する機器(スイッチ)のこと。

例えば、熱線式自動スイッチのように、外が暗くなったら自動で点灯し、外が明るくなったら自動的に切れる機器がこれに該当する。

まとめ

機能付きスイッチで押さえておくのは

  • 熱線式自動スイッチ
  • 遅延スイッチ
  • タイムスイッチ

出題数は関連問題を含めて10年間で 6問なので、基本をマスター後にトレーニングして欲しい。

あなたが1回で電気工事士1種に合格できるように応援している!

関連問題
2019年問24(熱線式自動スイッチ)
H26年問24(熱線式自動スイッチ)
H24年問26(スイッチ・コンセント複合問題)
・H21年度問25(遅延スイッチの機能と名称)

タイムスイッチの引掛け
H28年問15(熱動継電器; タイムスイッチが引掛け)
H28年問44(TLR; タイムスイッチが引掛け)

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