問題 <2019年問32>
③で示す PF-S形の主遮断装置として、必要でないものは。
<解答の選択肢>
- 相間、側面の絶縁バリア
- ストライカによる引き外し装置
- 過電流ロック機能
- 高圧限流ヒューズ
— 答え —
PF-S形主遮断装置に不要なのは「過電流ロック機能」。
【出典:2019年度第一種電気工事士筆記試験問32】
<PF-S形の問題を今日マスターしたいあなたには>
・H27年問33(PF-S形の構成機器)
・H25年問23(PF付LBSのストライカ外し)
・H23年問32(LBSの設備容量)
解法と解説
方針
PF-S形システムは、筆記試験で最重要の高圧受電設備の機器の一つ。確実にマスターを。
ふくラボ流攻略法
PF・S形システムとは、主遮断装置に高圧遮断器CB ではなく、高圧交流負荷開閉器 LBS に高圧限流ヒューズ PF を組合せた機器を使ったシステム。
このとき LBSには特別仕様として
- 絶縁バリア層
- ストライカ引き外し機構
が求められる。
以上をマスターしていれば、PF-S形には、
・絶縁バリア
・ストライカによる引外し装置
・高圧限流ヒューズ
が必要だとすぐ分かる。
また、選択肢3の「過電流ロック機能」は、高圧受電設備の第1グループにある PAS/UGS に必要な機能。
PAS/UGS の中にある LBS は地絡電流には対応(遮断)するけど、短絡電流には反応してはいけない。このために、過電流ロック機能が備わっている。
まとめ
PF-S形システムは超重要なので確実に正答できるように。
PF-S形システムは、主遮断装置に CB ではなく、LBS + PF を組合せた機器を使ったシステム。
このとき LBSには特別仕様として
- 絶縁バリア層
- ストライカ引き外し機構
が求められる。
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