あなたには、これまでにキーを押してイラスト(スプライト)を動かしたり、音を鳴らすプログラミングを体験してもらいました。
ただ、プログラミングをするときには、条件・状況によって動かしかたを変えたりすることがしょっちゅうです。
例えば、キーを押したら普段はスプライトが移動しますが、もし壁や障害物に当たったら、
1.前に移動させずに
2.「ブ~」って音を鳴らす
って感じです。
このように、状況によって動きを変えるためのプログラミングを条件分岐とか判定処理と言われます。で、これを Scratch で実現するブロックがこちら。
これを身に付ければ、プログラミングの基本はほぼ身に付けたと言ってもいいでしょう。
でも、「条件分岐」とか「判定処理」などと、プログラミング用語を聞いてしまうと、なにやら難しそうに聞こえます。
けど、判定処理って実はすごい身近なもので、実はあなたも私も毎日毎日ほとんど無意識にやっています。
そこで、まず最初に、条件分岐・判定処理について、あなたに「なーんだ、たいして難しいことないんだ」ということを実感してもらいましょう!
目標:条件分岐・判定処理は難しくないと体感
時間:2分(今回は記事を読んで、イメージしてもらいます)
条件分岐・判定処理は毎日無意識で
さきほどもお話ししましたが、判定処理って実はすごい身近なもので、実はあなたも私も毎日毎日ほとんど無意識にやっています。
例えばですが、毎日の生活の中で…
1.朝、時計をちらりと見たとき
a)まだ4時?二度寝しよ
b)うわっ?!もう7時!?ご飯作らないと!と飛び起きる
2.お出かけ前に天気予報を見たとき
a)天気予報で午後から雨だから、傘を持っていこう
b)今曇ってるけど、昼には晴れるから、洗濯物外に干していこう
3.お昼頃に時計を見たとき
a)お腹すいたから昼ご飯食べよう
b)12時過ぎたけど、まだお腹空かないから、ご飯はもうちょっと後にしよう
4.部屋で洗濯物を畳みながら
a)暑いからエアコンつけよう
b)冷えてきたから、エアコン消そう
5.晩御飯を決めるとき
a)給料日直前で手持ちが少ないから、晩御飯は牛じゃなく鶏料理にしよう
b)ボーナス出たから、今晩はみんなで焼き肉食べにいこう!
例を挙げたら、それこそキリがありません。
このように、状況よってその後の行動を変えるプログラミングのことを条件分岐とか判定処理と呼びます。
ね、判定処理って特別珍しいことじゃないでしょ?
次回予告
条件分岐・判定処理についてイメージできたら、次回は「条件」についてイメージしてもらおうと思います。
これまた、珍しくも難しくもありませんので、気楽に読み進めて、頭の中でイメージしてみてください。
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