これまでの2回で、あなたに条件分岐・判定処理と、それに必要な条件についてイメージしてもらいました。
今回は、そのイメージを、プログラミングのイメージに近づけてもらおうと思います。
目標と所要時間
目標:条件分岐・判定処理と条件をプログラミングのイメージに
時間:3分
プログラミングチックなイメージ
前回で条件をイメージしてもらった、
ベッドの中で時計を見て、
a)もし、時間が4時ならば、二度寝
を、プログラムチックにイメージ作りしてみましょう。
条件の「4時ならば」ですが、時間が3時でも、2時でも、たぶん二度寝しますよね?
なので、「二度寝する」ための条件を「4時より早い(前)ならば」に変えてみます。
すると、この「時間が4時より前」ならば「二度寝する」という行動は、つぎのようなプログラミングのイメージになります。
もし 時間が4時より前 なら
二度寝する
こんな感じです。
これって、ただ2行に分けて書いただけじゃないの? と感じたあなた、あなたの感覚は素晴らしい!
そう、何を隠そう、この「2行で書く」のが、プログラミングのイメージなんです!
条件分岐・判定処理のブロック
それじゃ、この行動を、Scratch でプログラミングするときにどうするか。
このとき使うのが、「制御」の中にある、このブロック。
さて、このブロックと、さきほど「プログラミングチック」にイメージしてもらった、
もし 時間が4時より前 なら
二度寝する
を、よーく見比べてみてください。なーんか、似ていると思いませんか?
「もし」と「なら」って言葉が共通にありますよね?
そこで、「二度寝」のプログラミングチックなイメージと、このブロックを重ね合わせてみます。すると、
「時間が4時前」と「二度寝する」がブロックにすっぽり収まりそうです。
なんとなく、判定処理のプログラミングの形が見えてきましたか?
判定処理ブロックへの書き込みかた
さきほどの判定処理のプログラミングを、「条件」と「行動(処理とも呼ぶ)」という言葉で置き換えると、
1.ブロックの上の中にある「もし < > なら」の「< >」の部分に「条件」を書き込み、
2.上と下のブロックの隙間(空間)に「行動(処理)」を書き込む。
これが、判定処理プログラミングの書き方なんです。
どうですか、判定処理のプログラミングの書き方のイメージ、つかめましたか?
次回の予告
これまでの3回で、条件分岐・判定処理のイメージと、プログラミングの書き方を体験してもらいました。
次回は、いよいよScratchを使って、条件分岐・判定処理のプログラミングを体験してもらいましょう。
関連記事
プログラミングに必ずある条件分岐・判定処理ってなんでしょう?
条件分岐・判定処理に必要な条件って何でしょうか?
コメント